2015年7月16日木曜日

ノンフィクションW!番組放送のお知らせ

暑すぎる日が続き、体力も消耗気味のこの夏ですが、
番組放送のお知らせをさせていただきます。
7/18(土)13:00より、WOWOWプライムにて、ノンフィクションW
『吠える!映画監督・浜野佐知~私がピンクを撮る理由~』
が放送されます。
映画監督・浜野佐知さんの密着ドキュメントです。
弊社代表・辻と
大久保千津奈キャメラマン(『祝の島』『戦場ぬ止み』撮影)
ドキュメンタリー撮影界の最強ツートップ!?が
共同で撮影を担当しました。
浜野監督の強烈な生き様が堪能できる番組になっています。

実はこの番組の撮影が始まった直後に辻が倒れ、
生死の境をさまよいました。
約2ヶ月後、ようやく現場に復帰した辻を見て、
「なんだ辻さん、私の毒気に当てられて倒れたかと思って
心配しちゃったわよ!」
と、豪快に笑われました。
その口調と裏腹の繊細な思いやりと優しさに、この人はすごい人だと
改めて感じました。

色んな表情をみせる浜野監督がたっぷり詰まったドキュメンタリー、
ぜひご覧ください!(T)

2015年6月22日月曜日

夫婦で営む骨董屋!だんどりおんのハピネスは?

梅雨の季節もなんのその!
ハイクロスの営業部長と係長はあいかわらず、元気いっぱいです。

今夜22:54〜フジテレビで放送の「Happiness is...」
ぜひみてください!

ハイクロス係長の明都くん誕生以来、
ちょっとディレクター業をお休みしていましたが、久しぶりに演出しました。

東京台東区の骨董屋さん。
ご主人はフランス人、奥様は下町生まれの江戸っ子。
不思議な夫婦が生み出す、不思議な不思議な骨董屋さん。
ロケ中、タイムマシーンにでも乗ったような、
奇妙な感覚に包まれながら、日本の古きよきものを
堪能させていただきました。

高級なものばかりと思いきや、
あんがいお手頃なお皿などもあって、必見。
浅草さんぽの折にでも、足をのばしてみてください。
お気に入りの逸品に出会えるかも。
実は私もロケの終わりに、お買い上げしたお皿が・・・。
愛用させていただいています。







2015年6月12日金曜日

『タラメ古物商』決勝へ!あきと係長も大暴走!!

先日お知らせしたEテレジャッジ『タラ メ古物商』
見事決勝進出しました!
6/16(火)22:25よりNHK Eテレにて放送されます。
優勝まで行き着くのか・・・
楽しみです!

さて、そこでこの撮影にてお世話になった骨董屋
「だんどりおん」。
あまりにそのロケーションがすばらしく、
店主もいい方で撮影中話し込んでしまいました。

その結果、 別の番組でもお世話になってしまいました〜
フジテレビで毎週月曜22:54〜放送されているミニ番組、
弊社ハイクロスも何度も手がけている番組です。
「Happiness is ・・・ 」
6/22(月)の 回、楽しみにしてください。
だんどりおんさんのまた別の魅力がたっぷり見られます!
弊社・李が10ヶ月になるあきと係長を抱え、久々のディレクター!
ななみ部長に続く暴走野郎!

ななみ部長もタジタジです・・・

乱暴狼藉の限りを尽くすこの男を従えての仕事は並大抵ではありませんが、
苦労しながらも楽しくやり遂げました。
相変わらず冴え渡る李ディレクターの手腕、
こちらの番組Happiness is・・・でもお楽しみください! (T)





2015年6月7日日曜日

番組放送のお知らせ2件&唐組芝居『透明人間』!

晴れたり降ったり、暑かったり涼しかったり・・・
なかなか安定しない天候の折、
弊社スタッフの関わった番組2本のお知らせです。

明日6/7(日)14:00フジテレビにて、
弊社ミツワカが撮影の一部を担当した番組が放送されます!
『ザ・ノンフィクション 円丈vs老い〜あがく新作落語家〜』
御年70になる落語家・三遊亭円丈の、
老いと闘い落語を続ける姿を描いたドキュメンタリーです。

もう1本は前にもお伝えした代表・辻の撮影復帰作
Eテレジャッジ『タラメ古物商』6/9日(火)23:25〜NHK Eテレ
番組HPには予告編ダイジェストもアップされています。
こちらの方も、ぜひごらん下さい!

さて、私は大学での講義の後、芝居鑑賞のため新宿・花園神社へ。
目指したのは花園神社に突如現れた紅テント!
言わずと知れた唐十郎率いる劇団・唐組のアジトです!
今回の芝居は『透明人間』
水を恐れる狂犬病の疑いのある犬とその飼い主の「辻くん 」
そしてものいわぬ謎の女モモと、幻の沼・・・

ウイルスに汚染された水に入ったため、感染症で生死の境を彷徨った
私(辻くん!)にとって、全く他人事ではない設定の芝居でした!
 もちろん言葉とイメージのつるべ打ちでどんどん幻想へと飛躍する
唐組芝居のこと、単純な感動モノなどではありませんが、
役者さん達の躍動する肉体に魅入っているうち、
不覚にも涙が流れそうになりました。

公演後、役者さん達と久々の再会。
主演の稲荷卓央さんと藤井由紀さんは
実は20年来の知り合いでもあったのです。
特に藤井さんは映画でも一緒に仕事をしており、
同世代ということもあり、尊敬する友人でもあります。
しかし今日ばかりは芝居に感動したこともあり、
完全にミーハーモードに!主演女優との2ショットをパチリ!
 さらに、なんと舞台に乗せてもらい、稲荷さんも交え3ショット!
決めポーズはもちろん、ハイクロス〜
ただのファンに変身してしまった一夜でした。
  しかしそれもこれも素晴らしい芝居をみせてもらったからこそ。
唐組公演@新宿・花園神社は
明日6/7(日)と来週の6/12(金)13(土)14(日)、
それ以降は長野県の城山公園にて6/19(金)20(土)21(日)
公演とのこと。
状況劇場から続く唐十郎芝居の流れを汲みながらも、
新たな体制で挑み続ける唐組、今後も期待しています!(T)



2015年6月1日月曜日

「シェイクスピア・ゲーム2」番組放送のお知らせ。そして「戦場ぬ止み」

あっという間に6月の声。
蒸し暑い毎日が続き、すっかり夏の風情です。
クーラーの出番も増え、電気代が気になってくるようになりました。

さて、番組放送のお知らせです。
昨年9月に放送された スタジオ番組「シェイクスピア・ゲーム」。
弊社ミツワカが技術パートチーフとして、現場を仕切りました。
考え抜いたスタジオワークが絶賛され、番組も爆発的な好評でした。

その番組が大好評につき、パート2が制作されました。
モチロン今回もミツワカが八面六臂の大活躍。
カメラ10台を駆使して縦横無尽なキャメラアングルで
ゲストたちの空想が暴走する様子をバッチリ描ききっているようです!
自信ありげな口調で今回も楽しみにしてくださいとのこと。
燃えよ空想 シェイクスピア・ ゲーム2」
NHK BSプレミアムにて明日6/2 22:30より放送です。

ぜひごらんください!


 写真は「戦場ぬ止み」の試写会場前にて
ハイクロスの仕事でも活躍中のキャメラマン
大久保 千津奈さんが撮影した ドキュメンタリー映画です。
現在東京・ポレポレ東中野にて6/5まで先行上映中。
沖縄・辺野古の基地建設にまつわる問題を静かに描く、
心に刺さる映画です。
激しいシーンもありますが、
根底に流れているのは人を見つめる優しさ。
大久保キャメラマンの優しさがカメラワークから滲みでています。

写真真ん中は宮永キャメラマン、右は藤田プロデューサー、
そして写真には写っていませんが大久保キャメラマンの3人は、
ともにミツワカを助けてくれたシェイクスピア・ゲームの
力強い現場スタッフでもあります。
弊社ハイクロスも常々お世話になっているメンバーです。

シェイクスピア・ゲーム2とともに、「戦場ぬ止み」も、
必見です!

2015年5月26日火曜日

多忙な日々と復活の狼煙

気がつくと5月も末。
弊社ハイクロスは少人数でやっているため、
忙しすぎてパンク寸前です!
文字通り心を亡くしてしまわないよう、
気をつけてやりくらなければと思う毎日です。

さて、少し先ですが、番組放送のお知らせです。
6/9(火)23:25〜23:55 NHK Eテレにて
代表・辻が撮影した番組が放送予定です!
Eテレ・ジャッジ  なる対戦型ミニ番組です。
思い切った企画と大胆な撮影で、面白く仕上がったと思います。
カメラはGH4に自作のリグを組んで撮影しました。
小型カメラならではの機動性でガンガンやりましたよ。
題名は『タラメ古物商』
劇作家別役実氏の不条理エッセイ?が原作です。
深夜ですが、是非ともご覧になって応援して下さい!
私にとっても復活の狼煙となる作品です!







2015年5月19日火曜日

ガイアの夜明け&ハイクロス編集室

昨年末にハイクロス編集室をリニューアルしたこと皆さんご存知でしょうか?
今夜、ハイクロス編集室で作り上げられた番組が放送されます。

日経スペシャル ガイアの夜明け

今こそ、"植物"で人を呼ぶ!

番組概要
「国内の花き園芸産業が苦境に立たされている。景気低迷による需要の大幅な減少や安い輸入モノの増加によって、ピークの1998年と比べ、総産出額は約6割 に減った。そんな中、独自の手法で植物の魅力をアピールし、客を呼び込もうという動きが出てきている。その取り組みを取材する。」(公式HPより転載)

BSジャパン 今夜22:00~です。
是非ご覧ください!!



より広く、快適にリュニューアルしたハイクロス編集室。
キッチンも完備して編集中の自炊も可能です。


編集ソフト
・Final Cut Pro 7
・Final Cut Pro X
・Premiere CC
編集ソフトも、定番のFCP7から最新の収録フォーマットに対応したPremiereまで対応しています。

代々木駅、北参道駅から徒歩5分とアクセスしやすい立地です。

6月は比較的空いておりますので、お気軽にご連絡ください。

(Y)

2015年5月14日木曜日

番組放送のお知らせ

ミツワカです。 

ここ1年ほど演出業務から遠ざかっていましたが、久々にディレクションをした番組が放送されます。
3月〜4月に渡って、ダウン症の書道家・金澤翔子さんを取材させて頂きました。

NHKWORLD 
『 RISING A Calligrapher with Down Syndrome - Shoko Kanazawa 」
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/tv/rising/(英語サイト)
http://www.ndn-news.co.jp/tv/index.html(日本語サイト)

書道家としての翔子さんの活躍とそばで見守る母・泰子さんの思い。ダウン症である翔子さんのびのびとした日常。そして、NYの国連で行われた「世界ダウン症の日会議」でのスピーチに密着しました。
これまで数多くの番組が制作されてきた翔子さん親子に、如何に新しい視点を提示するかが課題でした。
昨年、日本では新型出生前診断が始まり、ダウン症などの染色体異常が陽性と診断された妊婦の97%が中絶を選ぶと報道されました。
そういった状況の中で僕個人としては、障害者を持つ親の苦悩に寄り添うのではなく障害者を持つ翔子さんの世界に目を向け、語弊があるかもしれませんが、ダウン症の翔子さんを一人の人間として全面的に肯定したい、という思いで番組を作りました。

狙いが上手くいっているかは見ていただいた方に判断していただければと思います。

NHK ワールド (海外向け英語放送)[日本時間]
5月14日(木)  10:30~/16:30~/22:30~
5月15日(金)  4:30~ (合計4回放送、28分番組)
NHKワールドHPでストリーミング放送でご覧になれます。

またBS1でも放送します。
5月18日(月)3:20~

演出:満若勇咲/撮影:大久保千津奈・満若勇咲/編集:志賀由美子
企画:熊谷均/プロデューサー:江南亮
 

使用機材 HPX250・HPX3100

感想など頂けたら幸いです。

(Y)

2015年5月9日土曜日

圧倒的に美しいものには意味がある!

子供達に付き合ったり仕事をしたりしているうちに、
あっという間にGWも過ぎ去りました。

というわけで、行ってきました。 井賀孝写真展関連イベント
写真家・井賀孝と俳優・井浦新のトークショー!
何を隠そう、2人の出会いはハイクロス制作のドラマ
『かなたの子』なのです!

 ここで俳優とポスター撮影の担当写真家として出会ったのでした。
それ以来、二人は親交を深めていた様子。

トークショーのテーマは「圧倒的に美しいものには意味がある」
いうまでもなく、写真展「不二之山_新」のモチーフである富士山を
指していたのだと思いますが、トークショーではそれにとどまらない
広く、深い話がなされていました。
曰く、「古来人は、人知の及ばない圧倒的なものを目にした時に、
神の存在を体感していたのではないか」
言葉言うのは簡単ですが、この「圧倒的な体感 」を、
それこそ他人を圧倒する熱情を持ってひたすらに求める心が、
彼をして厳冬の富士山に登らせ、
柔術を極め(井賀っちは日本有数の黒帯柔術家でもある)、
山伏修行に励ませているのだということがはっきりと分かりました。
対するアラタさんも強面の井賀っちの内面に潜む驚くほどの繊細さを
キャッチし、写真の中に優しさを見出しているのが印象的でした。

私としては井賀っちの写真の「シンプルな深さ」に惹かれているのを、
改めて発見しました。
シンプルで深いものこそ、心に深く刺さる 。
この実感は、表現する上でとても大事なものであることを改めて
教えられた、印象深いトークショーでした。
井賀孝写真展、5/14まで開催しているそうです。見たら必ず、何か
感じられると思います。 (T)





2015年5月4日月曜日

井賀孝写真展!

『ザ・ノンフィクション さらば韓国』放送の余韻も冷めやらぬ間に、
代表・辻が家族みんなで行ってきました!
井賀孝写真展「不二之山_新」@東京ミッドタウン
畏友・井賀孝が渾身の撮り下ろしで捉えた「荒ぶる富士」。
巨大なプリントに、富士山の圧倒的な風景たちが焼き付けられています。
「一体どこから撮影してるんだ!」と驚愕する写真家の立ち位置!
それこそが写真家・井賀孝の持ち味です。
井賀孝は写真家でありながら山伏でもあり、
さらには柔術の黒帯を持つ師範でもあります。
実は代表・辻の高校時代からの友人。
高校時代はボクシングに打ち込む強面の男だった井賀っちが、
いつのまにか豪快ながら繊細な表情を見せる写真家になっていました。

百聞は一見にしかず。六本木の会場に足を運んでみてください。
その迫力に圧倒され、すがすがしい気持ちにさえなれると思います。
(T)



2015年5月2日土曜日

新たな試みで作ったドキュメンタリー、明日、放送です!

自分を取り巻く全てのしがらみを脱ぎ捨てて、
どこか遠くの国で新しい自分を探したい・・・
そう思い立って日本を飛び出した女性たちに密着する
ドキュメンタリー番組を制作しました。

舞台はお隣の国、韓国。

でも、どうせやるなら!
いつも新たな手法を考え、実行するのがハイクロス。

今回は言葉もわからぬディレクターがたった一人、
韓国に長期滞在しながら、そこに暮らす日本女性たちを取材。

異国に暮らすとは、どういうことなのか。
外から見たら故郷はどう見えるのか。
そして、自分が本当に大切に思うものを見つけることができるのか。

そんな想いを、ディレクター自身も体験することによって生まれたドキュメンタリー。
是非、みてください。明日5/3(日)の14時から、フジテレビです。

フジテレビ「ザ・ノンフィクション さらば 韓国!」


2015年4月29日水曜日

5/3〜満を持して、番組放送のお知らせ

春をすっとばして早くも夏の到来を告げるような陽気のなか、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私・辻は久々の現場復帰を無事終え、心地よい疲労を感じています。


さて、弊社ハイクロス制作の番組放送のお知らせです。
5月3日(日)14:00より、フジテレビにて
『ザ・ノンフィクション さらば韓国』
が放送されます。

番組紹介より:
 すべてのしがらみを脱ぎ捨てて人生を一度、大きく変えたい。
 そう思ったことはありませんか?幸せになりたい…
 

 そう考え日本を飛び出した女性たちに出会いました。
 行った先は韓国、しかもちょっと風変わりな夜のお店…。
 ソウル郊外にあるジャパニーズ・バー「フレンズ」です。
 そこは日本人女性たちが接客するガールズ・バー。
 夜な夜な日本と韓国が交差する不思議な空間…。
 

 ここで働くのは、様々な想いを抱え海を渡った大和撫子たち。
 彼女たちはいったい何を求め海を渡ったのか。
 そして果たして、何を得ることが出来たのか。
 

 異国の地で彷徨う女たちを見ていくと、
 日本にいては見えなかった現実が見えてきます。
 過去を抱えた27歳、
 未来を見失った29歳…。
 日本女性たちの今を見つめます。

 
演出: 高橋泰一
 撮影:大久保千津奈 辻智彦

 編集:村上幸太郎
 構成・プロデュース:李玉美
 制作:ハイクロス シネマトグラフィ

 語り:光浦靖子
 チーフプロデューサー:味谷和哉(フジテレビ) 





1年以上の歳月をかけ、難産の末に生み出された渾身の番組です。
ディレクターに日本電波ニュース社の若手ホープ・高橋泰一くんを起用。
単身韓国に渡り、女ばかりの家庭で育った巧みな話術?を駆使して
粘り強く長期間にわたって交渉と取材をやりきりました。

さらに、弊社の李が、二人の幼子を両脇に抱え、
しかも病に倒れた代表・辻の看病もしながら常軌を逸した集中力で 

構成とプロデュースを一手に引き受けました。

今回はお荷物になるばかりの辻でしたが、
そんな代表の不甲斐なさを吹き飛ばさんと

ハイクロス入魂の一作が、また生み出されました。
ぜひともご覧ください。(T)

2015年4月26日日曜日

シネマトグラフィ!

病もすっかり癒え、約2ヶ月ぶりの出動。
明日からの撮影に備え、機材準備とともに心の準備中です。
初心に帰るべく、撮影技術書に目を通そうと久しぶりに手に取ったこの本。
日本題名はそっけなく『プロフェッショナル撮影技法』 ですが、これが
素晴らしい本で、私も随分影響を受けていたことを改めて思い出しました。
原題は"CINEMATOGRAPHY THEORY AND PRACTICE"
そう、弊社の社名でもある「Cinematographyとは何か?」をアツく語った
本でもあるのです!

  〜シネマトグラフィーの核心はキャメラで撮影することに他ならない。
 しかしそのプロセスは全く信じられないほど複雑な要素から成り立っている。
 たとえば多くのアイデア、アクション、情感、トーンやムードなど、言語を超越
 したアイテムのすべてを集約させて具体的にビジュアライズさせていくのだ〜

  〜シネマトグラフィーとはキャメラの前にある被写体をただ漠然と写すために
 用いるものではない。両者(監督とキャメラマン)はフレームの中に撮影技術の
 核心を求めながら 共存、共生する関係なのである〜

  〜シネマトグラフィーの本質はハードを選ばないことにあると思う。それが
 フィルムであれ、ビデオやデジタルワークであっても。(中略)メディアには
 それぞれ個性があり、別々のツールがあり、映像を製作する手段は異なるので
 ある〜

など、Cinematographyにまつわる洞察がちりばめられ、読むものの胸をアツく
させてくれます。

弊社ハイクロス シネマトグラフィも、その名に恥じぬようCinematographyを
極めるべく、精進せねば!
とりあえず明日からの撮影、頑張ります!


 

2015年4月25日土曜日

映画『沖縄 うりずんの雨』

皆さん、弊社ミツワカの撮影した番組『地球絶景紀行 雲南 花輝く大地』
いかがだったでしょうか。幻想的な絶景に、私も行きたくなりました。

さて、知人のプロデューサーより試写状をいただき、
『沖縄 うりずんの雨』というドキュメンタリー映画を観てきました。
上映時間が約2時間半とやや長めでしたが、日本の戦争と沖縄の関係を、
時間をかけて描いた静かで濃密な映画でした。
今の基地移設に係る多くの問題が、昨日今日に発生したものではなく、
日本が近代国家として成立するにあたってとってきた政策、
つまり琉球王国(沖縄)との関係自体が孕む根本的な問題であることが、
丁寧に描かれていました。
なにかを象徴しているようで象徴していないような沖縄の雲を印象的に
捉えた映像が繰り返し出てきて、沖縄の地に流れる時間そのものを体験
させてくれるような感覚もありました。
生々しくも静謐なインタビューは、監督さんの人柄までも感じさせ、
証言者の方々から、すっと心に入ってくる言葉を引き出していました。
また、興味深いところとしては、
戦中から戦後にかけてのアメリカのプロパガンダ映画など、
アメリカ側の記録映像が多く使われていたところでした。
「アメリカは日本、そして沖縄をどう見ていたのか」がよくわかり、
頭では知っていたものの、改めて衝撃をうけたところもありました。
6月20日より沖縄・桜坂劇場と東京・岩波ホールを皮切りに
全国順次ロードショーとのことです。
多くの人に観てもらいたい映画でした。(T)

2015年4月23日木曜日

デジタル一眼3兄弟!

息つく暇もなく次回作品の機材準備をしているなか、
ふと3台のカメラを並べてみました。
いずれもハイクロス所有のデジタル一眼カメラです。
全部違うセッティングなので一見同じ種類のカメラには見えませんが 、
カメラ部分はパナソニックのDMC-GH3とDMC-GH4です。

最近はテレビの仕事でもこれらのカメラを使う機会が多くあります。
デジタル一眼を映像撮影で使うには、用途にあったセットアップが必須。
しかしセットアップ次第ではさまざまな撮影に使えるのがいいところ。
弊社でも難民キャンプのリポートから富士山のドキュメント、
はたまた作り込んだドラマまで、さまざまな撮影で使い倒しています。

それぞれのカメラセットの説明を。
まずは一番シンプルなコレ。
機材構成は、
・カメラ本体:DMC-GH3
・レンズ:LUMIX  12-35
・フィルター:GINUS 可変ND+レンズフード
・マイク:RODE VIDEOMIC PRO
・液晶フード

という極めて簡単なセットです。
ディレクター一人での取材や、行くのが大変な場所、
あるいは相手になるべく意識させずに撮影するときにはこれ!
私も昨年富士山でのドキュメント撮影はこのスタイルでした。
たった一人でひたすら富士山を上り下りしての撮影は、
このカメラセットでなければ成立しませんでした。


次は、デジイチENGとでもいうべきこのスタイル!
・ カメラ本体:DMC-GH3
・レンズ:Canon HJ17x7.6
・ファインダー:Cineroid EVF4RVW
・マイク:RODE VIDEOMIC PRO
・ワイヤレス:sennheiser
・三脚ベースアダプター:PROTECH ST-1
・レンズアダプター:Muk
・その他ケーブル類

B4マウントのENGカメラを装着することで、対象に迫りきれない
デジタル一眼カメラの弱点を克服しました。
音声はカメラマイクと音声さんからの本線をワイヤレス飛ばし。
通常の取材と同じく2CHに分けて収録します。
大きさは業務用ハンドヘルドカメラくらい。持ち方にコツがいりますが、
これで表面的な美しさだけでなく、深いところまで撮影対象に迫れます。
私はヨルダンのシリア難民キャンプをこのスタイルで撮影しました。
デジイチ独特の画調とルポルタージュ的な撮影方法がミックスされ、
難民キャンプの過酷な現実をリアルに切り取るのみならず、
画面からはどこか不思議な雰囲気がでていました。

そしてこれ。もはや同じカメラだとは思えません!
・カメラ本体:DMC-GH4
・レンズ: フォクトレンダーNOKTON 17.5mm(レンズは交換する)
・ファインダー:Cineroid EVF4RVW
・ ワイヤレス:sennheiser
・マットボックス+フィルター各種
・フォローフォーカス
・ファインダー用ステイ
・Vマウントバッテリーアダプター
・メモリーレコーダー:ATMOS NINJA STAR set
・ハンドグリップ
・サポートロッド
・映像無線伝達装置
・ケーブル各種

 もうどこにカメラがあるのかよく分からない感じです。
しかし、基本的に音声ガイドもモニターも無線で飛ばしているので
取回しは見た目ほどは悪くないです。 画作りに特化したセットです。
大型バッテリーで各所に電源を供給し、外部レコーダーとパラレル
収録をしています。
これで映像の方も好評だった話題のドラマ『461個のありがとう』
を撮影したのでした。

キャメラマンにとって
カメラは目的のために使い倒してなんぼの道具。
 限られた機材でも大事に、けれど大胆に使っていきたいですね!
(T)










2015年4月22日水曜日

息をのむ絶景!番組放送のお知らせ

代表・辻が入院してしまい会社がてんてこまいだった3月。
前回の予告からブログの更新が滞り、失礼いたしました。
件の予告写真は 3/15にOAされたNHK BSプレミアムのドラマ
『461個の”ありがとう”〜 愛情弁当が育んだ父と子の絆〜』
という番組の撮影風景でした。
新しい撮影方法を駆使したので、
そのレポートもいつか改めて書きたいと思います。

ふと気がつけばもう四月も半ば。
慌ただしく月日が過ぎる毎日に代表・辻の病気もすっかり癒え、
ハイクロス一同もフルスロットルで駆けぬける日々です。

 ということで、番組放送のお知らせです。
弊社みつわかが撮影した番組が
4/24(金)21:00より BS-TBSにて放送されます。
  『地球絶景紀行 雲南 花輝く大地』


 美しい早春の雲南を的確な撮影技術で捉えたみつわかのキャメラは
弊社スタッフながらあっぱれ!必見の番組です!

この後も続々とハイクロス制作、
あるいは技術協力の番組が放送されます。
当ブログにて随時情報をアップしていきますので、ご期待ください!
(T)

*追記:ご好評頂いているハイクロス編集室リニューアルしました。
    さらに広く、快適になりました。
    皆さんのご利用をおまちしています。
    



2015年2月23日月曜日

満島ひかりさんドキュメント番組放送のお知らせ

ご無沙汰しています。
多忙にかまけ、久々の更新となってしまいました。
さて、近日2月25日、番組放送のお知らせです。
昨年12月から今年1月にかけて撮影していた番組が
放送されます。
NHK BSプレミアムにて2/25(水) 夜10時より
『女優 満島ひかり まだ見ぬ世界へ〜シェイクスピアに挑む〜』


蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』に出演する
満島ひかりさんの姿を追ったドキュメンタリーです。
弟・満島真之介 くんとの初共演もあり、どうなるのか、
是非ごらんください!(T)

*写真は次回予告です!